■14億円かけ新放飼場建設へ
明治15年に開園し、日本初の動物園である上野動物園(東京都台東区)の平成20年度の来園者数が、60年ぶりに300万人を割った。パンダをシンボルに全国の動物園をリードしてきたが、昨年4月にジャイアントパンダのリンリンが死亡したことが入場者減に拍車をかけた格好。同園は、パンダに代わり、ホッキョクグマなどの行動展示(野生の生態に近い飼育下での展示)を新たな“目玉”にしたい考えだ。スターの抜けた穴は埋まるのか?。(宮原啓彰)
東京都や同園では今春、中国当局と新たなパンダの貸与について交渉。だが、年間1億円とされる高額のレンタル料や、中国の四川大地震などの影響で難航している。
そんな状況の中、同園が活路を見いだしているのが「エコ・ズー構想」だ。園内の緑化のほか、温暖化で絶滅が危惧(きぐ)されるホッキョクグマなどの希少動物を行動展示しようという試みだ。
同園は近年、施設の改装の度に、ゾウやキツネザルなどを従来の形態展示から行動展示へ切り替えてきた。背景には、行動展示の草分け、旭山動物園(北海道旭川市)の成功がある。同園の来園者は8年の26万人から昨年は全国2位の277万人と10倍以上に急増、1位の上野動物園を猛追している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091204-00000026-san-soci
