走らなくなった電車のおもちゃ、足が折れた犬のぬいぐるみ、鳴らなくなったピアノ…。幼いころ、楽しく遊んだり、心をはぐくんでくれたりしたおもちゃが壊れたときの悲しさを覚えていますか? 電子ゲーム全盛の時代になっても、子供たちには両親や祖父母から贈られたおもちゃは大切な宝物。そんな大切なおもちゃを直してくれる「おもちゃドクター」が全国で活躍している。(太田浩信)
◆たった部品一つで…
平成8年、壊れたおもちゃを修理するボランティアらによって日本おもちゃ病院協会(東京都新宿区)が設立された。副会長の大高実さん(75)=東村山市=は創立時からのメンバーだ。もともと機械いじりが好きで、孫のおもちゃを直したりしていた。現在はドクターとして地元の児童館やリサイクルセンターなどでおもちゃ病院を開院し、子供たちの夢をつないでいる。「何よりもおもちゃが直ったときの子供たちの笑顔が一番の励みです」と笑う。
1日に直せるおもちゃは程度によるが3、4件が限度。それでも1年間で200?250個ものおもちゃを修理する。大高さんは「動くようにするだけなら、だれでも自己流で直すことはできると思う。でも、私たちおもちゃドクターは安全をプラスして子供たちに返すのが使命」と胸を張る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100316-00000015-san-soci
