ペットブームが盛り上がるとともに、ペットの葬儀をめぐるトラブルが後を絶たない。供養せずにゴミとして処理したり、高額請求をしたり。“家族の一員”として供養したいという愛情につけ込んだ悪質な手口もみられ、同業者からは「業者の登録制度などの法整備を進めるべきだ」との声が上がっている。
国民生活センターによると、ペットの葬儀トラブルが目立ち始めたのは4、5年前。「愛犬が死亡し、葬儀会社に依頼したが、火葬の現場も見ておらず、本当に自分の犬の遺骨か分からない」(首都圏、60代女性)「火葬中に当初の5倍の金額を請求され、『支払わなければ遺骨は返さない』と脅された」(同、30代女性)などの相談が寄せられた。
矢野経済研究所などによると、ペット業界の平成20年度の総市場は約1兆1400億円で、うち葬儀関連は250億円を超える見通し。全国には1200社ほどの業者が乱立し、増加傾向にあるという。
ペットの出張火葬を行う業界団体「日本ペット訪問火葬協会」(東京都世田谷区)の藤本政光理事長によると、ペットの葬儀は住宅事情の変化などにより需要が拡大。自治体に依頼すれば廃棄物として処理され、埋葬しようにも庭がないなどのケースが増え、「家族の一員として供養してほしい」と考える飼い主が増えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100407-00000635-san-soci
